駅伝初心者のための箱根駅伝講座 1 ~箱根駅伝とは~
- 自己紹介
相馬(学連選抜・筑波大・1)と同じ大学の大学生です。本来下田(青山学院大・4)と同年代にも関わらず、近藤(学連選抜・東大・3)のように1年浪人してます。
駅伝やマラソンに関しては、親の影響もあって2016年頃から気になりました。鈴木(神奈川大・4)の存在を事前にチェックしてたの助かった。東京マラソン2016で結果を残した下田のことを調べていたら、アイマスにも興味持ちました。今は大学の方々に曲布教されています。僕自身は別に体育会系じゃないのであまり走れません。先日ちゃんとした大会で10km走ったんですが、60分の壁すら越えられませんでした。これから修行です。
- 記事概要
この記事は複数回にわたるシリーズ記事になります。
暫定ではありますが、こんな感じでやっていきます。記事の目的としては、
- 普段箱根駅伝をなんとなくしか見ていない人たちに魅力を伝える
- 僕らしい観点からの選手紹介
- 僕の知識、文章校正能力の向上
となっています。マニアの方は温かく見守ってください。
- 箱根駅伝とは
正式名称 第 94 回東京箱根間往復大学駅伝競走
開催日 2018年1月2日(往路)/1月3日(復路)
START 08:00(両日)
参加チーム 21チーム(シード10チーム+立川予選会10チーム+関東学生連合)
箱根駅伝が誕生したのは、1920年(大正9)、今から90年も前のことである。
創設の原動力になったのは、マラソンの父として知られる金栗四三らの「世界に通用するランナーを育成したい」との思いだった。
マラソン世界最遅記録保持者金栗四三によって誕生しています。彼の名前は、MVPにあたる「金栗四三賞」にも名前が刻まれています。昨年の金栗四三賞は6区区間新の秋山(日体大・4)でした。東京オリンピックの年に100周年を迎えますが、戦時中は中止してますので100回記念大会はもう少し先です。
箱根駅伝の特徴としては
というのが挙げられます。視聴率20%台は、並の番組では出ないですよね。ここまでくると、新年の風物詩と言ったところでしょうか。往路復路なのは、個人的には異例だと思います。復路の往路タイムを受けたスタート、10分繰り上げによる見た目順位と実際の順位の差異は箱根ならではと言えるでしょう。あと、距離が長いです。全区間20km越え。全日本の最長区間8区が19.7kmであることを考えると異様ですね。
- コース
10区間に分かれていますが、往復なので1区と10区は大体逆走です。後も同様です。
- 1区(21.3km/大手町→鶴見)
各大学のスピードランナーが揃う、各チームのレース展開的には最も大事な区間。
- 2区(23.1km/鶴見→戸塚)
花の2区。留学生を含めたエースランナーの激戦区。後半の「権太坂」からがカギ。
- 3区(21.4km/戸塚→平塚)
湘南を駆け抜けるコース。個人的には戦力差が出やすい認識の区間。
- 4区(20.9km/平塚→小田原)
コース改定により準エース区間へと復活。山へとつなぐ大事な部分。
- 5区(20.8km/小田原→芦ノ湖)
山登り。標高差は実に864m。ここで圧倒した選手は山の神にと呼ばれることがある。基本的には区間賞のチームが往路優勝しているが、ここ2年は青学が例外。コース改定で距離短縮。
- 6区(20.8km/芦ノ湖→小田原)
山下り。スピードが出すぎる。路面凍結で滑ったり、終盤は平坦で逆に走りにくかったりと難区間。
- 7区(21.3km/小田原→平塚)
復路の準エース区間。気温差に注意したい区間(17年の青学田村は脱水症状になった)。4回走ったのは小椋裕介(青山学院大→ヤクルト)ただ一人。ここ最近は二宮のフリーザ軍団が風物詩。
- 8区(21.4km/平塚→戸塚)
区間記録が最古(古田哲弘/山梨学院大・97年)の区間。後半の「遊行寺の坂」がきつい。逆転やシード争いでは重要になる印象。
- 9区(23.1km/戸塚→鶴見)
復路のエース区間。歓声多め。鶴見中継所の繰り上げスタートは重い。
- 10区(23.0km/鶴見→大手町)
最後。ビル風が地味にこわい。優勝からシード争いの決着まで。
次回は今年の優勝候補と言われる、「青山・東海・神奈川」について簡単に。